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幻影旅団

A級首の盗賊集団、幻影旅団。
熟練のハンターでも迂闊に手を出すことは己の破滅を意味する。
目的のためなら手段を選ばす、欲しい物を必ず手に入れる。
旅団には決して近づかない方がいい。
余計な詮索の先に待っているものは確実な死なのだから。

●組織構成

▼結成時(1985年頃)
結成時のメンバーは全員が流星街出身。
(  )内は団員番号。
ただし結成時メンバーの団員ナンバーが通し番号となっていないことから、結成時から固有の番号が付与されていたかは不明。

◇団長
クロロ=ルシルフル(0)

◇団員:8名
ノブナガ=ハザマ(1)、フェイタン=ポートオ(2)、マチ=コマチネ(3)、フィンクス=マグカブ(5)、シャルナーク=リュウセイ(6)、フランクリン=ボルドー(7)、パクノダ(9)、ウボォーギン(11)

▼ヨークシンドリームオークション前の全団員集結時(1997年7月頃)
結成時からこのときまでに、下記のルール化がなされている。
A : 構成人数は13人とする
B : 蜘蛛を意匠化し、団員は身体に番号を記したタトゥーを入れる
C : 入団の条件は、現団員を倒した上で上記Bのタトゥーを入れることとする
D : 上記C以外での欠員が発生した場合は、団長が認定する人物をもって入団とする

◇団長
クロロ=ルシルフル(0)

◇団員:12名
ノブナガ=ハザマ(1)、フェイタン=ポートオ(2)、マチ=コマチネ(3)、(氏名不明・男性、劇場版では「オモカゲ」)(4)、フィンクス=マグカブ(5)、シャルナーク=リュウセイ(6)、フランクリン=ボルドー(7)、(氏名不明、シルバから殺害されている)(8)、パクノダ(9)、ボノレノフ=ンドンゴ(10)、ウボォーギン(11)、コルトピ(12)

▼ヨークシンドリームオークション開催時(2000年9月1日時点)
ヒソカ、シズクが新たに入団している。

◇団長
クロロ=ルシルフル(0)

◇団員:12名
ノブナガ=ハザマ(1)、フェイタン=ポートオ(2)、マチ=コマチネ(3)、ヒソカ=モロウ(4)、フィンクス=マグカブ(5)、シャルナーク=リュウセイ(6)、フランクリン=ボルドー(7)、シズク=ムラサキ(8)、パクノダ(9)、ボノレノフ=ンドンゴ(10)、ウボォーギン(11)、コルトピ(12)

▼グリードアイランド侵入時(2000年12月頃)
ウボォーギン、パクノダがクラピカから殺害され欠番となっている。
また、ヒソカが抜け、代わりにカルトが入団している。

◇団長
クロロ=ルシルフル(0)(ただし、除念師探索のため不在)

◇団員:10名
ノブナガ=ハザマ(1)、フェイタン=ポートオ(2)、マチ=コマチネ(3)、カルト=ゾルディック(4)、フィンクス=マグカブ(5)、シャルナーク=リュウセイ(6)、フランクリン=ボルドー(7)、シズク=ムラサキ(8)、、ボノレノフ=ンドンゴ(10)、コルトピ(12)

▼BW号乗船時(2002年8月8日時点)
シャルナーク、コルトピがヒソカから殺害され欠番となっている。
また、イルミが新たに入団している。

◇団長
クロロ=ルシルフル(0)

◇団員:9名
ノブナガ=ハザマ(1)、フェイタン=ポートオ(2)、マチ=コマチネ(3)、カルト=ゾルディック(4)、フィンクス=マグカブ(5)、フランクリン=ボルドー(7)、シズク=ムラサキ(8)、ボノレノフ=ンドンゴ(10)、イルミ=ゾルディック(11)


●活動内容

▼資金・物品の強奪
旅団の通常活動に分類される。
緋の眼や地下競売品などを強奪し、活動資金に換える。
物品は奪い取るため、資金は主に移動費などに使用する。

▼戦闘行為
大規模/小規模に分類される。
大規模なものは、他の組織などと利害が重複した場合や、強硬な抵抗にあうことが予想される場合に行う戦闘を指し、団長命令として実行される。
この場合、特攻の役割を持つノブナガ・ウボォーギン・フランクリンらが先陣を務めることが多い。
クルタ族の襲撃は、大規模戦闘に分類される。
小規模なものは、強奪の際に抵抗する人間や武器などを破壊する行為を指し、個人間で終結(=相手を死に至らしめる)することがほとんどである。
団員には、その際の殺害数はもちろん、戦闘自体の記憶も残っていない場合が多い。
戦闘があまりにも日常的であるが故である。

▼情報の収集・分析
金品の隠し場所、人物の動きなどを調査する。
情報収集に長けた能力を持つシャルナーク・パクノダらが担当する。

▼行動の隠蔽・事後処理等
強奪や戦闘の痕跡などを消すため、証拠品の隠滅、記憶の消去、偽情報の操作などを行う。
シャルナーク・パクノダ・シズク・コルトピらが担当する。

▼慈善事業
幻影旅団は目的を果たすために手段を選ばないが、その遂行に必ずしも破壊行為が伴うわけではない。
活動資金を得るために慈善事業を行う場合もあり、それらは治癒能力があるマチ、物品移動(消去)能力があるクロロ・シズク、探索能力を持つカルトなどが該当する。
なお、この場合の慈善事業とは、いわゆるボランティアの類ではなく、破壊・殺戮行為を伴わない合法の商取引を指す。

▼その他
暗殺・組織壊滅・破壊行為の請負など、その戦闘力を最大限生かした活動が推測される。
ただし、コンタクトが可能なのは大富豪や闇の世界の要人的地位にある人物など、権力者に特定され、一般人の接触は困難であると見受けられる。
ただし、幻影旅団側には接触する人物に制約や執着はない。


●主な違法行為

ここでは団員個人としての違法行為ではなく、組織として意図的に犯した違法行為をピックアップする。
なお、ゴン・キルア・クラピカ・レオリオも殺人・私刑・傷害・建造物破壊・住居侵入など、法に触れる多くの(ハンター証の効力によって免罪となる行為を含む)罪を犯していることも忘れてはならない。

▼クルタ族の殺害
緋の眼を奪う目的で、ルクソ地方のクルタ族を襲撃。
抵抗するクルタ族(この地で暮らす純粋なクルタ族以外の者を含む)を全員殺害した。

▼緋の眼の強奪
クルタ族の瞳である緋の眼を強奪。
このときクラピカは難を逃れ、幻影旅団への復讐と、緋の眼の奪還を誓うことになる。

▼セメタリービル(地下競売場)での殺人行為
物品が梟によって移動されていたために、強奪は未遂で終わるが、競売場にいたマフィア数百名を殺害。
なお、マフィアンコミュニティーが雇用した殺し屋も、ここでクロロにより殺害されている。

▼オークショニアに対する拷問及び殺人
競売品の在処を聞き出すため、オークションの進行役を拷問の上、殺害。

▼自動車の窃盗行為及び検問の突破
検問を突破する際に使用した自動車も、盗み出したものと考えられる。

▼建造物破壊とそれに伴う市民殺害
市街地での戦闘行為により建造物を破壊。
殺害については、正確には排除勢力であるマフィア構成員等の大量殺戮行為を指す。

▼市民の監禁、脅迫、傷害及び殺害行為
正確には陰獣であるの監禁。
クロロはこの後、梟から能力不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)を盗み出した。
また、こちらも一般市民ではないが、マフィアであるブオール一家の構成員への脅迫行為や、エイ=イ組構成員の殺害も含む。

▼ヨークシンオークションでの地下競売品の所持及び偽造
盗品など違法の物品を取り扱う競売を地下競売といい、競売品そのものを所持することも違法となる。

▼その他

◇グリードアイランド
フェイタン・フィンクスがプレイヤーを殺害しているが、組織としての行動ではない。
また、グリードアイランドへの侵入も、ゲーム内でのルールであって違法行為ではない。
ただし、シャルナーク達がゲームのクリア報酬をプレイヤーから強制的に聞き出しているが、この際に傷害・脅迫の手段を用いた可能性はある。

◇流星街
流星街に巣くうキメラアントを討伐したことは、私的制裁に値する。
ただし、市民権(国際人民データ機構への登録)を持たない団員とキメラアントとの間だけで起こったことに法的制約を及ぼすことができるかは不明。


●主な掟(ルール)

現行の法律より目的を優先した行動を取る旅団であるが、組織としてあり続けようとする以上、団内での掟は不文律として存在する。
さらに、その不文律には優先すべき順番があり、遵守することで団内の綱紀を図っている。

▼組織の継続運営を最優先事項とする【順位1位】
任務中に団員が殉職する危険が発生しても、組織全体の壊滅が予想される場合は救援を見送る。
これは団長であっても例外ではない。

▼団長の命令には絶対服従とする【順位2位】
何度も命令に背く場合には、団長の名において他の団員が制裁を行う。


▼団員同士の決闘は禁ずる【順位3位】
任務の範囲内において、団員同士で意見が分かれたときはコインの裏表を賭け、勝者の意見を遵守している。
ただし、団長命令の場合は団員同士の戦闘行為(=制裁)が許される。

▼旅団のシンボル、蜘蛛を意匠化したコイン。

▲10巻168頁より

最終更新 2024.11.06