ハンター
人から尊敬され、また畏怖されるハンター。
超難関の試験を突破した者だけに贈られる資格である。
心身共に強い者でないとその資格を有することはできない。
現在、世界には約600名のハンターが存在している。
●証の効力
ハンターは、その業務の特殊性と貢献実績から、絶大な権限を持つ。
以下がハンターとして主に享受可能な事項とされている。
▼民間人入国禁止の国の約90%まで入国可
禁止国とは、例えば団体員と支援ボランティアで構成されていたNGLがこれにあたる。
▼立入禁止地域の75%まで立ち入り可
立入禁止区域とは、みだりに立ち入ることで身体の危険が予見される区域(災害発生
地・軍事演習地・建設作業現場など)のほか、軍事機密・産業技術など部外秘情報を
取り扱う施設や一部の私有地を指す。
▼公的施設の95%が無料使用可
ホールなどの使用・宿泊のほか、電車・バスなど自治体運営の交通機関も含まれる。
▼電脳ページの無料使用(閲覧)可
パドキア共和国への経路などを確認するため、クラピカが使用した。
▼銀行からの多額融資(一流企業と同等の資金)可
億単位の融資を個人が受け、業務・事業資金として利用することができる。
▼質屋からの多額融資可
ゴンは証を質入れし、1億ジェニーの融資を無金利で受けている。
▼観光ビザ不所持での外国(出身国以外)無期限滞在可
業務の特殊・緊急性と、実績を考慮し査証(ビザ)の申請など諸手続きを免除するもの。
▼ハンターサイト「狩人の酒場」へのアクセス可
証の読み込みを行い、使用する。機密情報の収集などに利用。有償。
▼その他
殺人などの第一級犯罪行為の免罪(ただし一定の条件を伴う)など。
●業務・活動の内容
ハンターは様々な活動を行っているが、中でもある目的や職業的専門性を持って活動するハンターは、下記のとおり呼称されて
いる。
名称は自称(自ら考えた造語)であるものも含まれるようであり、公式に認められる必要があるわけではない。
富豪などと契約を交わしたうえで雇われるハンター。
雇用主からの依頼を受け、活動する。
期間は一時的な場合から長期契約によるものまでさまざま。
【例】クラピカ、
カイト
世界中の料理と食材を追求するハンター。
自身も一流の料理人である場合が多い。
【例】
メンチ、
ブハラ、
リンネ
依頼主からの仕事(ハント)をこなし、報酬として与えられるジェニーを受け取るハンター。
仕事の種類は限定しない。
【例】
ツェズゲラ
未確認の生物を捕獲すべく、追い求めることを生業とするハンター。
【例】
ポックル
生物を探索するハンター。
凶暴な野獣を扱うことを専門とする。
【例】…
ナックル
生物を探索するハンター。
科学的に存在を認められていない生物(=UMA)の発見を専門とする。
【例】…
シュート
未発見の音階・音律を探し求めるハンター。
【例】
センリツ
電脳ページ上において、不法侵入など法に触れる行為を追跡するハンター。
【例】イックションペ
遺跡の発掘・修理・保護を生業とするハンター。
【例】
サトツ、ジン
▼その他のハンター
「協専」とは、誇りを失った歯牙なきハンターの呼称。
揶揄的意味合いが強い。
ハンターの業務には様々あるが、なかには協会が政府・企業などから受託する案件もある。
この業務は成否に関わらず、協会から一定の報酬を約束されているため、一部のハンターにはこの斡旋業務のみを行う者も存在する。
この者達が、協会から斡旋された業務を専門に行うハンター、略して「協専」と呼ばれている。
協専のハンターは、未知のものを求め、リスクを恐れずに活動するというハンターの理念に逆らうばかりか、業務の斡旋を行う機関である審査部に逆らえなくなり、派閥に組み込まれるなど、組織腐敗を生み出す温床とされている。
●称号
ハンターという職業であること自体、名誉といえるのであるが、活動実績によっては「星付き」といわれる称号を得ることがある。
なお、証の所持なしにハンターを名乗り活動する者がいるが、彼らを「アマチュア」と呼ぶことで、証を持つプロと区別している。
特定の分野で華々しい業績を残したハンターに与えられる称号。
【例】メンチ、ツェズゲラ、イックションペ、モラウ、サンビカ、ブシドラ、キューティー
既に一ッ星であり、自らが育成したハンターが一ッ星ハンターとなったときに与えられる称号。
【例】ジン、ミザイストム、テラデイン、サッチョウ、ビスケット、リンネ
既に二ッ星であり、複数の分野で華々しい業績を残したハンターに与えられる称号。
世界中で10人いないといわれる。
【例】
パリストン、チードル、ボトバイ
最終更新 2024.01.01