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ハンター協会

ハンターの採用を決定し、統括管理する権威ある機関。
個々で活動するハンターに対し、監視・支援を行う。
ハンターは尊敬される職業である一方、その力に畏怖する者、嫉妬する者も少なからず存在する。
協会は、そのような者たちを含めた世俗一般からハンター守る役割も担う。

●組織構成等

▼会長
互選により決定する。任期は不明だが、現会長は14代目。
12代会長は心源流師範でもあるネテロであったが、彼の死亡により13代目の会長としてパリストンが就任。
パリストンの辞職により、第14代会長にはチードルが就いている。

▼副会長
ネテロが会長就任時の副会長はパリストン。
パリストンが会長となった際は、副会長にチードルが指名された。
チードルが会長である現在、副会長はまだ判明していないが、ハンター十ヶ条により、会長が空席となった場合は副会長が会長職を務めることとなっていることから、副会長は決まっていると考えられる。

▼本部
スワルダニシティーに本部を置く。
支部等の存在については不明。

▼幹部会
重要事項を決定する際に開催されるが、定期的にも開かれていると考えられる。
ネテロのNGL行きに際し、モラウノヴが同行することも幹部会で決定された。
幹部会に十二支んのメンバーが入っているのかは不明。

十二支ん
ネテロがその実力を認めた十二人のハンターを指す。
全員が一ツ星(シングル)以上の称号を獲得しているとされる。
構成メンバーは、以下のとおりネテロから十二支に準えたコードネームを渡されている。

【干支】氏名 【干支】氏名
【子】パリストン→クラピカ 【午】サッチョウ
【丑】ミザイストム 【未】ギンタ
【寅】カンザイ 【申】サイユウ
【卯】ピヨン 【酉】クルック
【辰】ボトバイ 【戌】チードル
【巳】ゲル 【亥】ジン→レオリオ  

十二支んは有事の際の協会運営を託されており、ネテロ死亡の際は全員が集結し、第13代会長選挙の選挙対策委員として会長選挙を執行した。
上記の幹部会との関係については不明。
ビヨンドの暗黒大陸への踏破宣言後、パリストンとジンが十二支んから脱退し、代わりにレオリオとクラピカが加盟している。
【参考】第13代会長選挙詳報

▼ハンター試験審査委員会
ハンターを目指す者をふるいにかけ、合格した者にだけ資格を授与する選考機関。通常、協会長が委員会を束ねる。
試験官は、審査委員会によって依頼されたハンターが無償で受託する。
【参考】第287期ハンター試験結果第288期ハンター試験結果第289期ハンター試験結果

▼審査委員会が経営するホテル。第287期の最終試験はここで実施された。

▲4巻142頁より

▼審査部
協会が政府・企業などから請け負った業務を、所属するハンターに振り分ける役目を担う。
請負業務の審査・斡旋のほか、報奨関係、さらには人事などにも権限(波及力)を持つ機関だと思われる。
パリストン派からの抱き込みにあっていると噂される。

▼ハンター
現在635名が協会員として登録されている。

▼ハンター十ヶ条
ハンター協会の戒律で、全十条から成る。
組織内の保持などのため、改正を唱える者も存在する。
会長選挙の争点にもなった。
【参考】ハンター十ヶ条 逐条考察

●組織課題

▼協専のハンター
協会が請け負った業務のみをこなすハンターを、揶揄的にこう呼称する。
この業務は成果に関わらず、協会から一定の報酬を約束されている。したがって、未知のものを求め、リスクを恐れずに活動するというハンターの理念に対し、自らの身を安全・安定的な環境に委ね、必要最低限の報酬を定期的に得るという実態が、協会内のみならず、外部や世俗からも批判の対象になっているものと思われる。
また、後述する組織内の権力闘争に巻き込まれることもあるようだ。このハンターを削減し、啓蒙などによる個々の資質向上に努めることが協会の課題といえる。

▼危機管理への対応
大組織ではありがちなことだが、幹部会での協議や審査部の形式的な決定が、緊急事態に対する対応を遅らせている傾向にあるようだ。
これは組織が大きくなればなるほど、決定事項にもその理由と責任を厳しく追及されるため、慎重に協議する必要が生じるからである。
組織の肥大化はその資金力、人脈、影響力を考えたとき、必ずしもデメリットばかりではないのだが、安定・定型化が進んだ環境は、緊急事態の想定に鈍感になる場合があることは、官公庁・大企業に降りかかる事件・事故への対応などでも証明されている。
民を守る立場として、組織としての危機管理体制の確立が求められている。

▼一枚岩とはいえない内部事情を抱える。

▲22巻176頁より

▼組織腐敗の撲滅
大組織でのデメリットとして、その強大な権限を自己の野心のために利用しようと考える者が現れることが挙げられる。
パリストンは、ネテロが務めた会長の座を狙っているとされ、そのために彼らは派閥を作り、会長選挙の票を得ようと腐心していると噂された。
彼らは審査部など、多くのハンターに直接影響力を持つ機関に働きかけ、パリストンが会長に当選したときの優遇を条件に抱き込みを行っているとされる。
また、キメラアント駆逐の際も派遣するハンターについて審査部に意見するなどし、問題解決のために適したハンターではなく、彼らの派閥に属したハンターを派遣したりすることで、任務を失敗させ、会長を失脚させる意図も見え隠れしている。
ハンターとして人々の幸福に寄与する精神は忘れ去られ、個人の利権に走ろうと目されているパリストン派。
正義感が強く頭脳明晰なチードルが会長に就任した現在、組織としての腐敗を早期に食い止め、真に世界に貢献できる体制づくりが急務といえる。
最終更新 2023.03.26