暗黒大陸
HUNTER×HUNTER世界の常識とされている世界。
広大と思われたこの世界の、さらに外側の世界があった。
●概要
社会常識とされている世界地図であるが、このさらに外側に広大な世界があり、魔獣など様々な異人類が存在するとされている。
なお、このことは学校では教えられておらず、社会常識的にも今の世界が全てであると認識されている一方、外側の世界は一部の者には認知されており、これまで秘密裏に様々な試みが繰り返されてきた。
外側の世界は、かつて人類に災いをもたらしたことから、「暗黒大陸」とも呼称されており、人類にとって最大の禁忌であり、不可侵領域とされている。
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●経緯
・過去、人類に災いをもたらしたことから、
V5によって暗黒大陸への不可侵条約が締結され、全ての国家が批准・加入した。
・しかし、
カキン帝国の国王
ナスビーが、膨大な資源と食糧を求め、暗黒大陸への進出を世界に宣言。
・カキン帝国は古代から存在する国であるが、約30年前に帝国社会主義から議会民主主義へシフトした際、新王国として再出発。
・その際、それまでの条約等の更新を行っておらず、不可侵条約に未加入の状態であるとして暗黒大陸への進出を決定したとみられている。
・V5はカキン帝国に対し、暗黒大陸進出の宣言撤回と不可侵条約への加入を求めたが、カキン帝国はこれに応じなかった。
・カキン帝国の動きを止める手段はないと悟ったV5は、カキン帝国をV5に迎え入れ、代わりに得られたリターンを、6か国で等分する条件でカキンと交渉。
・交渉はまとまり、ビヨンドを責任者としたカキン帝国チームは、
ハンター協会の監視付きで暗黒大陸への渡航を目指すこととなった。
●暗黒大陸についての共通認識(※)
※ V5首脳やハンター協会幹部、国際渡航許可庁の一部職員等、限られた範囲での共通認識
・公式に発表されている世界地図は、暗黒大陸中央にある巨大湖「メビウス(無限海)」の中に島として位置している。なお、死海など塩分を含んだ湖が存在することから、このメビウスも塩水湖であることが考えられる。
・現在の世界と暗黒大陸を結ぶ中間地点が、人類が到達しうる限界海境線とされており、その先は、暗黒大陸とのパイプを持つ魔獣族が召喚する亜人種「案内人」の協力なしでは(公式には)渡航できていない。
・渡航許可庁の確定データでは、過去に人類は149回の渡航挑戦を行っているが、帰還生存者が確認されているのは5回、計28名にとどまっている。なお、この28名のうち、日常生活に戻れたのは3名となっている。
・帰還生存者のうち、現在も存命なのはビヨンドや
リンネ、国際渡航許可庁長官、ゾバエ病に罹患したハンターが挙げられるが、リンネと長官は非公式での渡航であったこと、ゾバエ病罹患ハンターは人間としての生活が送れていないことから、公式な存命帰還者はビヨンドただ一人とされている。また、現在も存命なのはビヨンドのみ。
・帰還生存者が確認された5回は、V5が不可侵条約の締結後、それぞれが非公式に渡航を行ったもの。渡航チームはこの5回全てで、人類の存在を脅かすほどの「厄災」を持ち帰った。
・災厄については、暗黒大陸への渡航と存在が一般社会に認識された後も(当然ながら)公開されておらず、テレビ番組では、渡航リスクとして ①野生動物(熊・鮫・毒蛇等)と遭遇すること
②(古代遺跡に「新大陸へ行くと災いがある」と記されていることから、当時では治療できない)ウイルスに感染することとして、現在の世界でも遭遇するレベルのものであると説明されている。
▼あまりにも大きな暗黒大陸

●厄災(リスク)
→5大厄災を参照
●希望(リターン)
▼無尽石
水に沈めると発電する鉱石。
ビーズ一粒程度で1日につき約20,000kW出力する。
メビウス湖北東部沿岸の険しい山脈で採掘できる。
▼香草
万病に効くとされる。
メビウス湖北部の樹海を約400km進んだ先の古代の迷宮都市にある。
▼ニトロ米
究極の長寿食とされる。
メビウス湖南東の沼地に自生する。
▼三原水
あらゆる液体の元となり得るとされる。
メビウス湖の南南東付近に存在するとされる。
▼メタリオン
錬金植物。
メビウス湖の南付近に存在するとされる。
●ジンと暗黒大陸との関係
・
遺跡ハンターのジンは、ゴンに過去の王墓の探索の話をしたが、王墓に暗黒大陸に関する情報が記録されていることを知っていて、王墓の探索からさらなる情報収集、渡航準備と長期に進めていた可能性がある。
・ジンは、「災厄」は案内人が戒めのために持ち帰らせたものではないかとみている。
・300年以上前に、ドン=フリークスが記したとされる書物「新世界紀行」について、「東」は発見されているのに「西」は見つかっていないことから、ジンは、ドン=フリークスが香草やニトロ米等の力を借りるなどして、今も存えながら「西」を執筆しているのではないかとみている。
最終更新 2025.11.15