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V5

V5(ブイファイブ)とは、近代5大陸を意味するが、実際にはその大陸の代表たる国を指す。
即ちベゲロセ連合国、サヘルタ合衆国、クカンユ王国、オチマ連邦、ミンボ共和国の5か国である。

●V5としての活動(実績を含む)

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▼国際渡航許可庁(※)の設置運営
※以下「許可庁」という。
V5が直轄運営する機関。
世界中の渡航情報の管理・調査を行い、渡航リスク、自然保護レベル等を算出し、当該国への渡航に係る安全指数を提示している。
上記のうち、特務課については、V5各国の外務省特別渡航課を統括する重要機関となっており、新世界への渡航はこの特務課を通すことが条件となることから非常に多くの時間と金、人脈を必要とする。

◇内容
許可庁への申請のための手続き

◇申請先
V5各国の外務省特別渡航課

◇審査内容等
各国につき約1か月間、契約と説明等で拘束される。
なお、上記にあたっては、特別渡航課長と直接面談し、審査を受ける必要があると思われる。
特別渡航課長との面談については、申請者が所属する国の国会に相当する議員の紹介状が3枚(3名分)必要となる。

◇手順
1 申請者が所属する国の国会に相当する議員の紹介状が3枚(3名分)を準備
→目的:特別渡航課長との面談のため

2 V5各国に対する手続き
→契約と説明で計約5か月程度拘束

3 許可庁への申請
→いつ許可が下り、新世界の調査に参加できるかは不明。また、申請者への厳しい審査・訓練も課される

4 許可庁からの許可
→渡航適合者として許可されるが、多額の手数料等を必要とする

5 新世界調査への帯同
→渡航適合者は現地での自由行動はできず、監視付きの行程となる


▼ビヨンドの捕縛拘束
V5が禁忌としている新世界への渡航を全世界に宣言し、混乱を招いたとして、国際重騒乱の罪でビヨンドの拘束をハンター協会へ依頼した。
また、上記をビヨンドに依頼したカキンに対し、行動を撤回するよう求めるべく、首脳会談を開催した。

▼V5首脳の顔ぶれ。

▲33巻33頁より

▼カキン帝国の迎え入れ
V5は、上記の首脳会談の場で、カキンの行動を軍事介入以外の手段で止めることができないと認識した。
そのため、カキンをV5に迎え入れることで、カキンの渡航をサポートする代わりに、新世界から持ち帰ったリターンを6か国で等分する約束を取り付けた。
これにより、V5は実質「V6」となったが、一連の動きは、結局のところ主要国による富の独占の駆け引きに過ぎない。


●V5各国の新世界への渡航結果

これまでに各国が新世界へ渡航した結果は以下のとおり。
新世界へは、政治的な思惑からハンター協会との関わりを避け、独自の調査団を結成し、秘密裏に向かった。そのメンバーにはビヨンドも含まれていたことから、彼にとって今回の渡航は2回目の挑戦となる。
なお、当調査団はハンター協会の忠告を聞かず、人類に有用なエネルギー等のリターンを得るために、未踏ルートの探索にこだわった結果、目的は達成されず、多くの犠牲者と新たな厄災を持ち帰るに至った。
これにより、新世界の渡航はV5により禁忌となった。

新世界への上記の渡航は公式には149回行われており、うち生存帰還者が確認されているのは以下の5回のみ。
その中で現在も存命なのはビヨンドやリンネ、許可庁長官、ゾバエ病に罹患したハンターが挙げられるが、リンネと長官は非公式での渡航であったこと、同ハンターは人間としての生活が送れていないことから、公式な存命帰還者はビヨンドただ一人とされている。

◇ベゲロセ連合国
目的:水に沈めると発電する鉱石
被害:1,000人規模の調査団を送り込んだが、人飼いの獣の被害に遭った。
帰還:7人

◇サヘルタ合衆国
目的:万病に効く香草
被害:特殊部隊を派遣したが、目的の場所を守る植物兵器から部隊を壊滅させられた。
帰還:2人

◇クカンユ王国
目的:錬金植物
被害:不治の病ゾバエに罹患した。
帰還:5人(ゾバエ病罹患者を除く)

◇オチマ連邦
目的:究極の長寿食
被害:1,000人程度の人間が、殺意を伝染させる双頭蛇の餌食になった。
帰還:11人

◇ミンボ共和国
目的:あらゆる液体の元となり得る水
被害:霧状生物に遭遇、何らかの諍いが生まれ、ほとんどが帰還できなかった(帰還者が正気を失っていたため詳細は不明)。
帰還:3人

公式渡航者約7,500人のうち、生還者は計28人。
いずれも陸上メダリスト級の身体能力を有していた。
うち日常生活に戻れた者はわずか3人となっている。


最終更新 2024.09.29