東ゴルトー共和国
独裁者が支配する国家、東ゴルトー。
軍の力により統制・運営されていたが、
キメラアントの登場でその歯車は狂い始める。
●国家の概要
▼位置
ヨルビアン大陸バルサ諸島の南端に位置する島、ミテネ連邦。
5つある国のうち、その東端の一国となっている。
▼元首
▼構成
総帥としてデイーゴが君臨し、その下に軍を置く。
総帥として全てを統括しているのはデイーゴだが、実際には国家のNo.2である執政官、
ビゼフが実権を握っている。
その他、大幹部が幾人かいると思われるが、ハンター側に情報を売って亡命したマルコスもその中に含まれる。
首都はペイジン。
ミテネ連邦の南東端に位置する。
▼都市部の夜景
▲22巻123頁より
▼人口
約500万人。
一部の特権階級に属する者以外の多くの国民は、貧困に喘ぐ。
●生活様式・文化など
▼生活様式
NGLのように、他国と特に異なる生活様式はないが、首都(都市部)と農村部の貧富の差が大きい状況となっている。
一部の特権階級(国家の運営に直接携わる幹部など)に国家の富が集約され、末端の住民に行き渡らないが、極端な情報統制のため、表立って不満は噴出して
いない。
▼ゴン・キルアが見つけた村の民家。質素な暮らしぶりがうかがえる
▲22巻105頁より
▼国民統制
国民の間では、「指組」という密告システムが組織されている。
これは、国家転覆の兆しとなる革命や亡命、スパイの情報を掴むと報奨金を貰えるが、一方で虚偽報告を行ったり組織員から犯罪者が出ると、組織員全員が厳罰を受ける。
組織内の国民同士を疑心暗鬼にさせ結束を弱めつつ、国家に対しては忠誠を誓わせ全体を統括するシステムといえる。
▼左上の赤丸内が宮殿。都市から離れているのは、住民の蜂起などを察知しやすくするためかもしれない
▲24巻183頁より
▼娯楽
貧困国であり、作中に描かれている状況からも国民の娯楽は少ないと思われる。
ただし、盤上競技である軍儀は、東ゴルトーを発祥地としており、国民の誰もが打つことができる国技となっている。
15年ほど前から世界大会が行われており、東ゴルトー代表が大会15連覇中。
現王者である
コムギも大会を5連覇を達成している。
▼軍儀の駒と盤
▲23巻145頁より
●東ゴルトー共和国の現在
キメラアントの侵入により、国のトップであるデイーゴが死亡。
国家のNo.2であるビゼフも行方不明、その他の幹部も死亡又は逃亡したことにより、東ゴルトー共和国は、国としての体裁を失う形となった。
国際保安維持機構の暫定統治の後、現在はミテネ連邦の西ゴルトー共和国、ハス共和国、ロカリオ共和国によって国家財産を等配分され、国土を共同管理されている。
難民扱いとなった住人は、上記の3共和国が受け入れた。
最終更新 2025.07.26