ナックルの念能力
【天上不知唯我独損(ハコワレ)】は、相手を強制的に絶の状態に追い込むものである。
相手に打撃を加えること、又は単に時間の経過とともに、相手のオーラ消費量が具現化したマスコット「ポットクリン」に刻まれる。
その数値がMOPに達したとき、相手は強制的に30日間の絶となってしまう。
戦闘時には、ただ立っていても秒間1オーラを消費する。
そこにナックルが与えたダメージ値と「トイチ」と言われる暴利を加算することによって、相手を高確率で破産に追い込む周到な能力といえる。
「トイチ」とは10日に1割の借入金利をいい、ナックルの場合は10秒に1割の割合で、ポットクリンが刻むPOPが増加することを指す。
トイチは年利に換算すると365%であるが、複利法による利子設定であれば、元金に付いた利子が新たな元金として利子が計算されるため、実質年利は3,000%以上という暴利となる。
なお、365%の利子であっても現出資法の金利上限20%を超えていることはいうまでもなく、また複利による貸付は貸金業法で禁じられている。
ナックルの能力は、この複利法が採られている。
▼雪ダルマ式に借金がかさむ複利
▲20巻189頁より
▼トイチの例
・初日…元金 10,000円
・10日後…元金 10,000円 + 利子 1,000円 = 返済額 11,000円
・20日後…元金 11,000円 + 利子 1,100円 = 返済額 12,100円
・30日後…元金 12,100円 + 利子 1,210円 = 返済額 13,310円
・100日後…元金 23,577円 + 利子 2,357円 = 返済額 25,934円
・200日後…元金 61,143円 + 利子 6,114円 = 返済額 67,257円
・300日後…元金158,582円 + 利子15,582円 = 返済額174,440円
・360日後…元金280,935円 + 利子28,093円 = 返済額309,028円