ゴン達の前から立ち去ったキルアに会いに行く途中の出来事。
キルアの家(正確には執事の屋敷)の門を通ろうとするゴン。
実力で止める門番の娘、
カナリア。
▲4巻13頁より
ゴンは傷だらけになるが、「友達に会いにきただけだから」と暴力を使わず、何度も倒されながらも通ろうとする。
そんな彼の心情を理解し、あえて何も言わずに見守る2人がカッコよい一瞬である。
ゴン達の前から立ち去ったキルアに会いに行く途中の出来事。
キルアの執事の屋敷に通されたゴン達。
執事の
ゴトーは、キルアを 待っている間、ゲームをしようと提案する。
しかし、このゲームはキルアを連れ去ろうとするゴン達への罠であった。
ゲームの敗北はキルアとの永遠の別れを意味する。
ゴンの視力の良さが決めてとなり、かろうじてゲームに勝ったのだが、 ゴトーは「実はゲームは悪ふざけだった」と詫びる。
▲全て5巻163頁より
その後、キルアと合流し、立ち去ろうとする一行。
ゴンは「キルアがいなくなると寂しくなるね」とゴトーに声をかける。
しかしゴトーは「雇用主に特別な感情はない」とあくまでもゲームは演技だったと答える。
▲全て5巻164頁より
雇用される側の立場として、ゴトーは私情をはさまず忠実に職務を遂行しなければならない。
ましてや、敵が多い暗殺者一家の執事であれば、その責任は重大である。
だが、キルアがいなくなって寂しいという気持ちに偽りはなく、ゴトーがゴン達に言った「キルア様を奪おうとしているお前らが憎い」という言葉も本音であろう。
むしろ、「雇用主に特別な感情はない」という台詞が演技といえる。
自分の真意に気付いていたゴンをゴトーは信頼し、キルアを託すのだった。
ゴンの観察眼や、演技のフリをするゴトーなど、この回は心理描写のシーンが見事。
暗殺者一家の執事という立場ながら、人間らしさを失っていないゴトーの魅力も光っている。