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クルタ族

謎多き部族、クルタ族。
彼らがなぜ、人目を避けるようにして暮らすようになったのか。
そこには悲しい歴史があった。

●構成・特徴

長老を筆頭に、128人で構成。
生まれながらの純粋なクルタ族のみならず、外部から嫁ぐなりした配偶者も含まれる。
各地を転々としながら集落を構成しており、クラピカやその父母も流浪の生活をしていた。
クルタ族は、興奮すると瞳が赤くなり、理性で自分を抑えることが難しくなる特徴を持つ。
かつてはクルタ族の者が激昂したことにより殺害された者もいたようで、それを知る年長者はクルタ族を「赤目の化物」「悪魔の使い」などと呼び、毛嫌いする者もいる。
クルタ族が激昂したまま死亡した場合、赤く染まった瞳は「緋の眼」と呼ばれ、世界七大美色の1つに数えられることから、高額取引のために命を狙われることもあった。
クルタ族への差別と、緋の眼の取引。
この2つの理由により、クルタ族は人目を避け、各地を転々とする生き方で存えてきた歴史を持つ。

▼山奥で狩猟中心の生活を営む

▲0巻10頁より


●生活様式・文化など

人里離れた山奥に村をつくり、原始的な生活を営んでいる。 機械などはほとんど使用しないが、携帯電話が登場することから、必要最低限の外部とのつながりはある模様。
なお、クルタ族は未だ世間から差別の目で見られることから、未成年は原則として村の外には出ていけないルールを定めている。

▼村の外へは、飼い慣らしている鳥に乗って移動する

▲0巻33頁より


●集落を襲った悲劇

1996年頃、自身が原因で負った幼なじみの怪我を治す薬を求め、クラピカは長老の許しを得て、外の世界へ旅立った。
その1か月半後、緋の眼を狙った盗賊、幻影旅団によってクラピカ以外の全員が虐殺されることとなった。
クルタ族のうち、ただ1人生き残ったクラピカは、ハンターになって幻影旅団を殲滅させること、奪われて闇世界に流通した緋の眼を取り戻すことが生きる目的となった。
幻影旅団はクルタ族の襲撃に成功したが、その後、クラピカにより組織半壊の憂き目に遭うことになる。

▼元々は、元気と好奇心に満ちあふれた性格だった

▲0巻30頁より

▼クラピカの旅立ちを見送る両親。母が純粋なクルタ族と思われる。奥は長老

▲0巻68頁より


最終更新 2025.08.02